給湯室のOLレベルの話題

声を大にしては話せない。できれば墓場までもってきたい。

アゲマン専門店

お題「ちょっとした贅沢」

 

私が事業をするとしたらアゲマンだけを揃えた風俗を開きたい。ちょっと贅沢ソープ。

 

いやね、座敷わらしが出る旅館に5年待ちとか、商売繁盛の神へ祈祷祈願とかそういうスピリチュアル系に成功したい男性はすげー金払ってるから成功と性交もしたい人なんてめっちゃ来るな。ガハハ!って思ったからです。

 

あの予備校とか塾にある『早稲田政経・東大5名合格!』とか書いてるノボリあるじゃん、ああいうやつを店にある嬢のパネルにつけとくの

 

ひとみ(26)『部長に3名昇進!』

美月(19)『コンペ入札成功にはこの娘!!』

ステファニー・圭(41)『FX・株取引で計82億到達!!!』

 

みたいな感じで、誰か一緒にやりませんか、イイイ(25)『尿酸値9.5→4.1mgに減少』と一緒に商売しましょう。

 

ソボボボボボ、祖母

お題「おばあちゃんの思い出」

 

 祖母は長男以外は家を継がないから外の世界は厳しいから今のうちに言っとかかねば!と私にはすごく強くあたる人だった。

 兄弟で喧嘩になった時、私のオヤツを盗むとか明らかに兄が悪いのに私の方が責められて責められて涙と鼻汁がありえないほど出て過呼吸になって口より上から流れる液が喉を潤してくれて あ、これ自給自足だな。って思ってしまう感じになっても怒号を浴びせてくる感じのガイキチタイプのおばあちゃんだった。

 

おばあちゃんは私のことが単に嫌いだと思っていた。だから体のいいイビる言い訳をしているのだと思っていた。

 

私も彼女が嫌いだった。

というか好きになれるポイントがわたしにとって一つもなかった。

 

 そんなおばあちゃんが認知症になった。

大学4年生のとき、私が教育実習で実家に1ヶ月ほど滞在していたのだけどある日、母から

 

「おばあちゃんがどっか行った!!」

 

と電話が来た、学校にいた私は事情を説明して早退させていただいた。結果私が家につく前に近所の人に保護されていた。

とんだ無駄足だったわけだが、

おばあちゃんは近所のオジサンに押さえつけられながら

「イイイが小学校から帰ってこね!車に轢がれでっかもしんねじゃ!!」

「こんなことしてる場合でね、オイが探さねば!!」

「あの子はこんな糞田舎で腐らせていいヤツじゃね、すんげー人間になるった!」

って血相変えて叫んでいた。

 

なんだ、このババア、ツンデレかよ。痴呆なってからデレてどうすんだクソババア。

ってあの日と同じく嗚咽しながらおぶって帰った。

あなたの孫でよかったと思った。

ごめん私3流大学にしか行けなくて、ごめん私しょうもない人間に育ってしまって。何者でもない代替のきく人間にしかなれなかったごめんごめんねおばあちゃん。

夏のノクターン

「君の右足は、もう切断するしかない」
医者はレントゲン写真を見ながらそう言った

 

中1の夏だった。

 

セミの声が診断室まで届いている。みんみん。お気楽な必死声

おお看護師よそんな顔しないでくれ俺はまだ生きてるぞ。

 

自身の背中に伝う体液が、冷や汗なのか、夏によるそれなのか、わからなかった。

というか何もわからなかった。

 

わかりたくなかった。



 

ひたすらに早い 私だけの卒業式だった。

タカチは海になった

お題「甘酸っぱい思い出」
「おいタカチ!はよして!マジで!」
『うっさいわシロ!はよせないかんわかっとる!ほやけどこっちも全力でやってんねん!』

 俺が埼玉のキッタナイ倉庫でバイトしてた時、高橋という俺より1個上で背の高いガタイのいい男がいた。俺はタカチって呼んでたんだけどたまにタカちんちんって呼ぶと「人を卑猥物みたいに呼ぶなや!」って福井訛りで怒る面白い奴だった。

タカチは休み時間にいつも『オレは将来ビッグになるで、こんな倉庫のバイト生活から抜け出すんや!』と鼻息荒く言っていた。「夢があっていいなお前は」といつも俺はあいづちを打っていた。

そんでしばらく経って俺ももう別の仕事してた時タカチから電話があった。『シロ、今からお前んちいっていい?』「いいよ」タカチが来た。

部屋に入るなり『オレ今風俗の店長やってんねん、車もBM乗ってんねんすごいやろ!』と言ってきた『金もめっちゃ持ってんねん凄いやろ!』って。『チ◯コに真珠いれたんや!しかも真珠に名前書いてもらってどこに落としてもこれで安心や!』「いや落とさないだろチ◯コは」みたいな会話したんだけど目はなんか哀しそうだった。

「いいじゃん、お前が幸せなら、俺もなんか嬉しいよ。」って言ったらタカチ泣き出した。俺のTシャツぐわー掴んで胸に顔うずめてオイオイ泣き出した。鼻水こすりつけながら泣き出した。『オレほんまこんなんでいいんかなぁ?ウ…ウウウウっ女の子だまくらかしエッエエて、働かして。自分だけいっぱい金貰ってェェウウウウ。』バビッ Tシャツ破けた。

ほんで10分くらい泣いた後

『すまんなシロのTシャツめちゃくちゃにしてもうた。すまんほんますまん』「いいよ、Tシャツならまた買えばいいし、でもタカチ、お前の体の真ん中にあるモンが傷だらけだったら今俺が治してあげなきゃいけないだろ今しか無いじゃんそれ。そのためにTシャツ破けてもお前の汚い鼻水つこうがなにしようが俺はいいのや」

つったらタカチさらに号泣ヒートアップバリバリビリバリ、Tシャツお釈迦になった。そんで顔うずめて小一時間泣いたら『またいつか会おうやいつになるかわからんけど』つって帰った

 それからタカチに再会したのはすぐ2週間後だった。東京湾に浮いてた。なんか知らんけど風俗で働いてる女の子たちの借金肩代わりして『こんなことしてたらアカン』言うてせっかく入った子みんなみんな抜けさしたらしい。そんで関係者に目つけられて沈められたらしい、水でブクブクになったタカチの身元は司法解剖の結果チ◯コの真珠に書いてあった名前で分かったらしい。

 

なんじゃそれ最後のギャグ面白いじゃんタカチ。でもタカチ俺今笑えないわ。すまんお前の最高のギャグで笑われへんほんますまん。警察から俺宛の手紙があったということで渡された。『シロ俺はあの日どす黒い化物から人間に戻れた。これから死ぬかもしれんけど人間として死ねるなら嬉しいわ。ありがとなありがとなホンマありがとな。』

なんじゃタカチ。俺はお前がバケモンでも妖怪でも生きててほしいんだよ。どんなミジメでもゴミ虫でも俺はお前が生きてる方がいいのよ。ほんま笑われへんドアホくそタカチ阿呆阿呆アホったれ!!!








小恋路ペコ

お題「写真で投稿! 秋の一枚」

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この写真見せたら「オレンジペコーにミルクをトトパッって入れた直後みたいな空やね」って言われたんだけどなにがオレンジペコーやねん。言い回しがオシャレ過ぎて虫唾が走るわ、そんなことより今俺腹ペコペコーなんだけど何か食いにいかない?蕎麦とか。ってなった。

贖罪を待たない岡崎つくしと奴の晩年の土地。

 

お題「甘酸っぱい思い出」

甘酸っぱい思い出というより酸っぱ臭いだけの思い出なのだけれど

 


 岡崎が学校にもバイトにも来なくなって2週間が経って何してんかなと思って家突撃したら菓子パンとかカップラーメンとかコンビニ弁当とかの山の中で食って吐いて吐いては食って食ったと思ったらやっぱ吐いてを繰り返してた。こいつ前世はマーライオンだったんかなとか思いながら俺はとりあえず座ってそこにあったオーザック食ってTV見てた。

そしたら「何があったか聞かんの?」ってガラガラボイス岡崎
「何があったか聞いて欲しいんか?」って言ったら「そんなん言われたらムカつくから話したくない」ってさっきから思ってたけどそれもう声帯じゃなく食道で発声してるよね岡崎。
とりあえず二人で飛び散った琥珀色の吐瀉物を雑巾で拭いたのだけれども色々詳細を書くのだるい、けどそれが私の酸っぱ臭い思いをした思い出。

 

時代

今週のお題「行ってみたい時代」

弥生。

 友達の結婚披露宴のため、夜行バスで秋田に帰った。

 会場で久しぶりに同級生たちと会ったのだけれど、皆家庭を持っていたり、結婚間近だったりなんつーかいい感じに順調だった。

東京で適当に一人暮らしをしている自分は浦島太郎になった気分。遠く離れたところでタイやヒラメの踊りを見てたつもりが自分が手の平の上で踊らされていた気がする。
おどり場で足を止めて、少女だったと懐かしく思う日がついに来たのだろうか。とか思いながら妙な味の酒を飲んだ。甘かった。どれもこれも。